4月6日 風とともにやってきた泥沼ちゃん |
★小杉十郎太さんをゲストに迎えた特別バージョン
◇小杉さん:泥棒
◇関さん:晴樹
◇森久保さん:圭吾

今夜は風が強いなぁ。こういう日は泥棒にとっちゃ、賭けなんだ。お、あの窓。お宝の匂いがするぞ……うまく侵入したと思ったら、そこには車イスの若い男がいた。男は、通報しない代わりに頼みをきいてくれという。「俺の、恋人になって欲しいんだ」と。 |
4月20日 ゴースト 〜アイドル作家のまぼろし〜 |
◇関さん:万願寺ハジメ ◇森久保さん:玉木ルイ

俺、玉木ルイは、元アイドルで今は人気ミステリー作家という肩書きを持っている。でも、実際にはただの一度も小説を書いたことがなかった。作品は、すべて幼なじみの万願寺ハジメが書いているのだ。こうなったのは、ほんの出来心がきっかけだった…。 |
5月4日 大きな明石くん |
◇関さん:明石くん ◇森久保さん:西森くん

俺が勤めるアルミ缶工場には、大きな男がいた。名前は明石竹夫。元プロレスラーらしいが、今はなぜか俺たちと一緒に働いている。この男、体はデカイが動作がのろく、性格もおっとりしているため、要領のいい奴らにいいように利用されていた。もちろん、俺もそのひとりだ。 |
5月18日 僕が王様 |
◇関さん:フランシス国王の秘書・コリンズ ◇森久保さん:靴職人のマシュー・ノートン

僕は『ハリーの店』で働く靴職人。オーナーの留守中に、ひとりの男が訪ねてきた。彼に言われるまま、靴を脱いで足を見せると……。えっ、僕が国王の子どもだって? 何かの間違いじゃないの!? |
6月1日 友情のジェラシー |
◇関さん:平蔵 ◇森久保さん:ワタル

それは、大学野球の春のリーグ戦で僕らのチームが開幕勝利をおさめた日に起こった。俺(ワタル)の靴がゴミ箱に捨てられていたのだ。これは明らかに嫌がらせだ。1年生の俺が先輩たちを差し置いて、開幕投手に選ばれたことと関係あるんだろうか? |
6月15日 イボイノシシと若旦那 |
◇関さん:柳川旅館の若旦那 ◇森久保さん:ピーナッツテレビのAD山浦

ひなびた温泉にひとりでロケハンに来た俺。『イケメン若旦那のいる温泉旅館』だって? ウヘー、気色悪い。数字とれるわけないじゃん。ところが、現れた男は、本当にイケメン。やばっ、マジでかっこいい……。 |
6月29日 靴磨きおじさんの秘密 |
◇関さん:靴磨きのおじさん(黒川ヒカル) ◇森久保さん:靴を磨いてもらいにきた男

ある決意をいだいて家を出た俺。オフィス街で偶然見かけた靴磨きのおじさんに、靴を磨いてもらうことにした。「おじさん、これいい靴ってわかる?」「そりゃあわかるさ」「…おじさん、靴だけじゃなくて人間も見ればどんな奴かわかるの?」 |
7月27日 メガネ男子高杉くんのコンプレックス 〜メガ☆コン〜 |
◇関さん:高校の地理教師・薮本 ◇森久保さん:生徒・高杉

今日から勤務する高校へと向うバスの中、薮本はメガネをかけた美少年に出会う。少年は薮本の高校の生徒・高杉だった。親しげに話しかける薮本に対して、高杉は不機嫌な様子…。「ほっといて下さい! 僕のことを美少年だなんていう人と話したくないんです!」 |
8月10日 ひざが笑う |
◇関さん:岳夫のひざにできたコブ ◇森久保さん:岳夫(たけお)

オレの右ひざには古い傷がある。その傷の周辺が、ある日突然ふくれ上がりコブになった。弧を描いた古傷が笑った口に見える。そしてそいつは本当に笑った。「よう、岳夫。いつまで寝てんだよ。いい加減起きろってば」 |
9月21日 赤いほっぺの紅男くん |
◇関さん:父ちゃん ◇森久保さん:紅男(べにお)

「紅男。担任の先生が、お前を高校に行かせてやってくれ…だと。お前は勉強ができるから、もったいないって言ってたぞ」「俺は父ちゃんの子だよ。勉強なんて柄じゃないんだ」「…だが、紅男。お前が父ちゃんの子じゃないとしたら、どうだ?」 |
10月5日 宙を舞ったチアボーイ |
◇関さん:マサ ◇森久保さん:千明

渋谷でカツアゲをしているマサに、声をかけた幼なじみの千明。「マサの力が必要なんだ。頼む!戻ってきてくれよ」…しぶしぶチアに加わることになったマサ。しかしマサは高所恐怖症。はたして、仲間を信頼して、宙を舞うことはできるのか!? |
10月19日 白バラ兄弟の伝説 |
◇関さん:兄さん ◇森久保さん:幸村

白バラ兄弟はムード歌謡デュオ。もうすぐデビュー10周年を迎える。「兄さん、俺やめたいんだ、白バラ兄弟を。もう疲れたんだよ。芸能界にも、歌うことにも。それに、腰も痛いんだ。シークレットブーツを10年も履き続けたせいでね」白バラ兄弟10周年記念リサイタルは、解散公演に変わって幕を開けた……。 |
11月16日 世界の青木 |
◇関さん:青木さん(パン職人) ◇森久保さん:デパートさん

“青木のパン”は、パンマニアの俺が日本一と認めた美味しさだ。でも店の主人は最悪。国宝級に愛想が悪い。デパートへの出店も、頑として断り続けている。ある日、青木さんが過労で倒れた。パンづくりにすべてをかける青木さんの情熱に、心を打たれた俺は……。 |
11月30日 朝沼組・鉄の掟 |
◇関さん:アニキ ◇森久保さん:健吾

“上からの命令には絶対服従”これがヤクザの世界の鉄の掟だ。ある日のこと、アニキは俺に言った──「お前に、やってもらいたい人間がいる」。やるってのは、この世から消すことだ。その相手は俺たちのボス・朝沼組長。自分が生き残るためとはいえ、恩のある組長を殺すことなんてできるのか!? |
12月14日 いきなりだね |
★藤原啓治さんをゲストに迎えた特別バージョン ◇藤原さん:宇佐見亮介
◇関さん:滝本 ◇森久保さん:亮太

僕・滝本亮太は、父とふたりぐらしの高校生。『現役高校生の旭川文学賞受賞者、南風ツバサくん』というのは僕のことだ。学校からの帰り道、見知らぬ男に声をかけられた。その男は自分が僕の父親だという。僕にはちゃんと父がいるのに……一体、何だっていうんだろう? |
12月21日 おけらクリスマス |
◇関さん:自殺しようとしていた男 ◇森久保さん:窓拭き清掃員

俺は、ゴンドラに立ってビルの窓ガラスを拭いていた。ふと見ると、ガラスの向こうに男が立っている。手にはロープのようなものが…。「早まるな!」「死なせてくれ…ウゥゥ」「どうしても死ぬっていうなら俺の目の届かない、明日以降にしてくれ」──そうして、俺と男はクリスマスキャロルの流れる街にくり出した。 |